今どきの間取り?! ~間取りの歴史を辿ってみる~御城番屋敷・磯野家

こんにちは♪ アジア住宅販売 大宮営業所の内山です。

最近は「新しい生活様式」という言葉をよく耳にしますよね。
この「生活様式」といのは、「昔」と「今」とを比べてみれば、明らかに違います。ただこの変化は、例えば50年とか100年の時を経て、「気づけば変わってるよね・・」というレベルだと思います。

しかし今求められているのは、激的な変化。これは一時的なものなのか、これからもずっと続くものなのかはわかりません。例えばマスクをつけて出かける」事や、「社会的距離を保って人と接する」事、「スーパーへの出入りは消毒をしてから店内へ入る」事、「レジや受付は飛沫感染防止の為、ビニールシートで遮られている」事、「小中学校の登校時に、手洗い消毒をしてから校内に入る」事。Etc・・・。

コロナBefore/After で、こんなにも世の中が変わってしまうとは、去年の今頃は考えもしませんでした!時代が流れるにつれて「変化」することは、とても自然な事で必要な事だとは思いますが、こんなに急激な生活の変化というのは、今までになかった事ですよね。

前置きが長くなりましたが、話題は変わりまして今回は、「間取り」Before/Afterということで、間取りの歴史を辿ってみたいと思います。

。・。 150年以上も使われてきた「御城番屋敷」の間取り ~幕末以降~ ・。・

「御城番屋敷」といえば、三重県松阪市の観光スポットとして有名です。※最近の話題では、コロナで公開が延期しましたが、2021年GWに公開予定の「るろうに剣心 最終章」のロケ地にもなっていますね。

「御城番屋敷」が建てられたのは1863年。幕末の時代です。(※「るろうに剣心」の時代背景は明治時代初期)

この「田の字型」の間取りが長い間使われていた理由として「柔軟性」が上げられます。この4つの部屋が「壁」で区切られているのではなく、「襖」で仕切られていることで、大部屋にも個室にもなるということです。今で言う、「フレキシブル間取り」ですね!また襖の開閉で、奥の部屋でも庭からの採光や通風が確保出来る事もメリットです。

今では一般的なLDK(キッチン・ダイニング・リビングが一緒になった空間)ではなく、完全に土間が独立した空間になっています。「トイレ」や「浴室」もなく、今と比べるとかなり「収納」が少ないです。

(もっとも、インフラ整備が未発達なこの時代、一家に一箇所「トイレ」や「浴室」があり、蛇口をひねれば水が出るなんて、まさに夢の世界だったんでしょうね・・・)

・・・さて時代は進みます。

出典・引用:昔の家から長く暮らせる家の間取りを学ぶ[古民家]All About

・。・ 磯野家の間取り ~昭和20年代~ 。・。

時代は、「サザエさん」のマンガが始まった、昭和20年代。

「田の字型」の間取りの面影がまだあります。昭和の時代はやっぱり和室が中心で、「台所」も「居間」と仕切られ、分離しています。この時代は「収納」というと殆ど「押入れ」ですね。「廊下」に充てられる面積も広く、昔の家では定番の「縁側」がありますね。

洋服や着物は「箪笥」を置いて、畳んで収納。”ハンガーに掛けて「クローゼット」へ”となるのはまだずっと先ですね。

一戸建ての間取りとなるといろいろと複雑なので、ここからは平面に間取りの要素が全て収まっている「集合住宅の間取り」で見ていきたいと思います。

出典:あめりか屋 篠原秀和のブログ

❐❑ 日本の集合住宅 間取りのルーツ ~昭和20-60年代~ ❑❐

公営51C型~昭和20-30年代~

この間取りは、”サザエさん”の時代背景と同じ、昭和20年代。1951年に全国の公営住宅の標準設計として作られた間取りです。一軒家と比べてかなり狭いですね。そしてまだ「浴室」がありません「便所」も隔離された感じで、行きづらそうです。

※少しここで「畳の大きさ」の話を挟みますが、昔ながらの一戸建てによく使われている「京間」と、上記のような集合住宅に使われる「団地間」とでは、一畳の大きさ自体が異なります

こうしてみると、同じ6畳間でも、かなり差がありますよね。

出典:昔と今では一畳の大きさが違う?!

日本初の民間による個人向け分譲マンション「四谷コーポラス」 ~昭和30-40年代~

やっと「浴室」が登場しました。浴室がない集合住宅の場合、錢湯に通っていたのでしょうけど、女性としては浴室が一住戸に一箇所あると安心します。ただこの間取図を見る限り、「脱衣所」がなさそうです(;-;)。

上記の間取りは、現在でも人気の高い「メゾネットタイプ」だったんですね!月賦販売の導入も、この頃からだそうです。

70年代の定番「中LDKプラン」~昭和40-50年代~

1964年の東京オリンピックにかけて第一次マンションブームが起こります。その頃に作られたのが「区分所有法」。一戸建てに比べて所有関係が複雑だった為、所有者相互の利害関係を調整する目的で1962年に民法の特別法として制定されました。そのころはマンションは都心立地の高級品というイメージでしたが、70年代に入り徐々に一般家族向けに普及していきます。

少しは、最近よく見る「間取図」に近づいてきたでしょうか?ただこの間取りからも、やっぱり和室(JR)や寝室(BR)が中心で、台所は奥にあり、採光もさほど重視されていないようです。

現在の間取りのベースが登場 ~昭和50-60年代~

やっと台所に陽が当たるようになりました。台所(K)は今流行りの「カウンターキッチン」ではなく、壁付けのキッチンとなっています。ちなみに現在の主流である「カウンターキッチン」の登場はまだ先のようです。

昔はトイレ、浴室、台所の「水回り」は、屋内というより屋外に近い位置関係でした。ところが近年になるにつれて、徐々に屋内へ入り込んできました。「土間」も読んで字の如く、昔は土の間でしたが、今は居間(L)や食卓(D)と同じ空間にあり、フローリング続きです。
これは個人的な想像ですが、昔は野菜や果物など、土がついた状態から洗って調理を始めていたでしょうし、魚や肉も切り身になってはいなかったでしょう。おそらく今のようなキッチンだと、家全体が汚れてしまいかねません!台所の床は外と同じ「土の間」で都合がよかったのかもしれません。

「風呂場」もまた、1枚ずつタイルを貼って造るのが、浴室の在来の工法でしたが、現在では95%以上が「ユニットバス(システムバス)と呼ばれる浴室で、予め完成したパーツの組み合わせだけで済む為、工期の短縮内装工事の省力化防水性の向上など、昔と比べるとかなり精度が上がっています。

引用・出典:マンションの間取りの歴史|リノまま
引用:「ユニットバス」ウィキペディア

インターミッション ~豆知識~

ところで現在主流の、「カウンターキッチン」ですが、これにもいくつか種類があります。
一つは「アイランドキッチン」(島の様なキッチン)。そしてもう一つは「ペニンシュラキッチン」(半島の様なキッチン)。住宅販売員の経験からすると、日本では「ペニンシュラキッチン」の数の方が圧倒的に多いようです。

見てわかるように、アイランド型では両サイドに通り道が必要ですが、ペニンシュラ型では片方だけでOK。つまりペニンシュラ型のほうが狭いキッチンでも設置が可能というわけです。

出典:憧れの対面式♪ペニンシュラ型キッチンのおしゃれな実例や、後悔しないためのコツをご紹介

*。・ 間取りのBefore/After ~平成以降~現在~・。*

出典:パナホーム兵庫

何かと「モノ」が増えた現在では、収納は押入れだけでは足らず、多くの洋服を収納する為の「クローゼット」や雑誌やマンガの収納にも便利な「書斎」、他にもあると便利なPC用のデスク、そしてトイレットペーパーやディッシュ、掃除用具などの備品用の収納庫もあると便利です!そんな今人気の間取りに答えるべく、今はあまり流行らない間取りのリフォーム・リノベーションの提案が街にあふれています。上の2つの間取りを見せられて、どちらがいいかと聞かれたら、私は迷わず右側を選びます。

*。・ 「キッチン」も「収納」も進化し「生活動線」も考慮された、今どきの間取り?! ・。*

出典:家事動線のいい間取り 春日工務店

こんな間取り、憧れますよね❤

①玄関には小窓から採光が確保でき、「内玄関」には、例えばベビーカーや傘、雨具などが置けます。(これらは玄関先にあからさまに置いておくと、けっこう邪魔なんですよね)

②うわさの「アイランドキッチン」❤。キッチンにいる時間はやっぱり長いですよね!炊事をしながら子供にも注意を払えるキッチン。本当に助かります。

③ここが、私の一番のお勧めポイントです!洗濯物を洗濯機から取り出した後、家事ラク室でハンガーに掛けてから、バルコニーに運ぶことが出来ますね!例えば我が家の現状ですが、ベランダに通じる子供部屋を占領して、洗濯物を干す作業20~30。こんなことを毎日繰り返しながら、「洗濯物を干す専用のスペースがあればいいのに・・・」と思うことがあります。このスペースは画期的ですよね!

「納戸」。ここにはPCデスクや本(雑誌)を置いておきたいスペースです♪

⑦ちょっとした「客間」や、「寝転びスペース」として使えるかな*。・

「ウッドデッキ」は、昔の縁側にとって代わるスペースとなるでしょうか。

⑧ここもあれば絶対に便利 「パントリー(食在庫)」として最適の収納スペースですね!上の「間取図」を見る限り、「L字型」になっているようです。L字棚は奥行きが短く、奥まで入って行けるので、小さめの食品も手に取り易く便利です!冷蔵・冷凍ではない乾物缶詰、レトルト食品そしてお米など、今は保存できる食材も多種多様ですよね!「パントリー」を設けるとキッチンが激的にスッキリしますよ!

出典:キッチン脇のパントリー(L字棚)

出典:使いやすさとビジュアル重視で♡おすすめパントリー収納法

*。・これからのお家は廊下がなくなる?!~未来編?!~ ・。*

最後に、もしかすると未来の間取り?! という画期的な間取りをみつけたのでご紹介します♪

 

上の間取りは、玄関を入ると先ずLDK。「廊下」がありません。そして、従来の間取りにはあまり見られない斜めの壁がラッパのようにバルコニーまで伸びています。現在では、より広いLDKを求める傾向が強いようで、人気があります。家の1軒分の敷地面積は(特に都内近郊では)狭い傾向にあるようですが、LDKは広く作られるようになっています。また、壁や小窓は可動式のパネルで仕切っており、すべての部屋に採光が確保できます。

つまり、「廊下」をなくす事で、狭い建坪でもLDKの空間を広く取ることが可能になります。

引用・出典:これからのお家は廊下がなくなる?!

ちなみに上の間取りは、上のリフォーム前の間取りです。廊下を通り道として各部屋への扉があります。まあ、これがスタンダードかもしれませんが、これだと「廊下」は「ただの通り道」です。

リフォームのBefore/After、どうでしょか。廊下(通り道)の部分がそのままLDKとして使われています・・・

興味のある方は、「これからのお家は廊下がなくなる?MYおうちスタイルROOMIE」を是非ご覧ください♪

時代に合わせてどんどん変化していく「間取り」。同じ時代でも、その人のライフスタイルによって、「一番いい間取り」は異なります。一生のうちに幾度とないマイ・ホームの建設ですが、それぞれのご家庭に合った間取り❤、建てる前にじっくり考えてみるのもおもしろいかもしれませんね!

アイキャッチ画像出典:草壁家 間取り(となりのトトロ)より

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